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会員向けホームページ “解毒剤情報”に「静注用脂肪乳剤」を追加しました
静注用脂肪乳剤は、近年、局所麻酔剤をはじめ脂溶性薬物の過量摂取の治療に用いられ、治療抵抗性の不整脈やショック等の循環器症状を改善させたとの症例報告が散見されます。
日本麻酔科学会の「麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン 第3版」(2009年)にも、脂肪乳剤として「局所麻酔薬による中毒症状(中枢神経症状、心血管系症状)の改善」に対する使用が掲載されています。

ただし現時点では、有効性が期待されるものの解毒剤として位置づけるにはまだ根拠が不十分であることから、脂溶性薬物による重篤な循環不全が認められる場合に、特に既存の治療に反応しない循環不全の症例に対して使用を考慮するべきである、とする意見が一般的です。
また、現在日本国内で販売されている静注用脂肪乳剤(イントラリピッド(R)、イントラリポス(R)等)の添付文書の効能・効果は、「次の場合における栄養補給:術前・術後、急・慢性消化器疾患、消耗性疾患、火傷(熱傷)・外傷、長期にわたる意識不明状態時」であり、薬物急性中毒の解毒剤としては適応外で、確立された治療法ではないことに注意する必要があります。
脂肪乳剤の急性中毒における臨床的役割を明確にするためには、さらなる臨床研究が必要であるといわれています。
日本中毒情報センターでは、急性中毒の治療に静注用脂肪乳剤を使用した症例を収集しております。使用のご経験がありましたら、是非、症例登録をお願い致します。
 
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